神戸モボ・モガを探せ!第2弾「ホームムービーが捉えた戦前の神戸――桝田和三郎映像集――」開催報告

先月に開催した「神戸モボ・モガを探せ!」第2弾、「ホームムービーが捉えた戦前の神戸 ――桝田和三郎映像集――」については、速報でその第1回(11月6日)の様子をお伝えしました。ここでは全体の報告を兼ねて、簡単にまとめておきます。

■企画概要:
日時:2009年11月6日(金)、13日(金)、20日(金)18時30分〜20時
会場:CAP STUDIO Y3(海外移住と文化の交流センター内)
主催:神戸モボ・モガを探せ!実行委員会、C.A.P.(芸術と計画会議)
映像提供:桝田輝郎
協力:神戸芸術工科大学

■上映会報告:
1. 来場者:きちんと数えているわけではありませんが、毎回、予想をこえる方々が来場されました。特に11月6日の第1回は急きょ机を片付け椅子を追加するなどの対応が必要となりました。
11月6日(金):約90名
11月13日(金):約75名
11月20日(金):約75名
3日間の合計は、およそ240名となります。

2. ゲスト:
毎回:桝田輝郎(映像提供者)
11月6日(金):尾角四郎(カワサキワールド友の会リーダー)

3. 映像作品リスト:別紙参照。およそ7時間の内、今回の3日間の上映会では主として神戸市が撮影場所となっているものを中心にし、さらに戦前では珍しいカラー映像を加え、合計約2時間分を紹介しました。

4.観客の反応:多くの観客の皆さんが現在と比べた上でと想像しますが、当時を懐かしみ、驚き、発見をしていたようでした。映像を見ながら、映像に促されての解説やいわゆる「突っ込み」がしばしば起こり、笑いが洩れ、1本毎に見終った後での大きな拍手が沸き上がったのでした。この点では、特に初回が印象的でした。いずれにしても、企画者のねらいはある程度実現したと思います。来場者の方からの感想は多様でしたが、多くの方が映像自体の魅力、つまり、確かな撮影や編集、構成力に驚かれていました。アマチュア離れしていて、質が高く、良く出来ている――との評価でした。
 
5. その他:上映会会期中に戦前の映像の存在を知らされたり、アルバムの預かりが2件ありました。さらに、市内のある町自治会からの映像上映の打診もありました。

■なお、3月に開催の「開港5都市モボ・モガを探せ!」は写真集にまとめる予定ですが、遅れてはいますが現在編集作業が大詰めを迎えており、今年年末、ないしは、来年初頭には発刊の運びとなります。